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ダイカスト金型のトラブル~焼付きとは?~
2012.09.03
【ダイカスト】
ダイカスト金型のトラブルのひとつに、【焼付き】があります。
【焼付き】という現象はキャビティ部の金型内で、鋳造用のダイカスト合金が融着することです。
ダイカスト合金が金型内に融着するため、ダイカスト鋳造品の外観品質が損なわれてしまいます。
この焼付きという現象が起きる原因には、高速に溶湯を射出することから一部が過熱されたり、もしくは冷却不足により過熱部が発生することで、融着が起きて、焼付けができます。
また、ヒートチェックやかじりにダイカスト合金が付着することでも、焼付けが生じることがあるため、金型を製作する際には注意が必要にです。
製品の寸法精度の劣化、生産性の低下、外観が損なわれるなど、焼付けはダイカスト鋳造において問題とされています。
焼付けを含めた金型のトラブル対策では、金型設計や鋳造条件の見直し、鋳造時の金型温度調整、離型剤の使用など、お客様の求める製品の材質、形状などによって対策は様々です。
太陽パーツでは、長年培った経験とノウハウをもとにお客様にとってより良い製品を、より安くお届けしております。
ダイカスト鋳造にお困りのことがあれば、一度太陽パーツまでご相談ください。