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アンダーカット処理の種類~外側スライドコア方式~
2012.09.11
【ダイカスト/加工について/射出成形】
金型の開閉方向に押し出して離型できないアンダーカット。
そのため金型は開閉方向と連動し、スライドすることで離型させるアンダーカット処理を行います。
実は一言にアンダーカット処理といっても、アンダーカットが成形品の外側と内側のどちらにあるかで処理の方法・種類は異なります。
本日は、アンダーカットが外側にある場合の一般的な例をご紹介します。
*アンダーカット部が成形品の外側にある場合
アンダーカット部が成形品の外側にある時に用いられる方法に外側スライドコア方式というものがあります。
まず、アンダーカット部を処理するためにスライドする部分をスライドコア、スライドコアをスライドさせる傾斜したピンをアンギュラピンと呼びます。
金型を閉じる時には、スライドコアが後退するのを防ぐためにロッキングブロックというものでブロックし、アンギュラピンで固定します。
逆に金型を開く時には、アンギュラピンを取り除き、コアストップブロックによりスライドコアの動きを制限します。
また、スライドコアにはコア戻し用スプリングがあり、金型を開いている時にスライドコアが外れないようにするために拘束します。
太陽パーツでは、お客様の成形品の形状に合わせて適切なアンダーカット処理を行っております。
複雑な形状の製品製造などをお考えの際など、長年の実績とノウハウ、そしてコスト削減などお客様のメリットになるご提案をお届けいたします。
射出成形・ダイカストのことなら、どのようなことでもお気軽にご相談ください。
内側スタイドコア方式についてはこちらから
⇒アンダーカット処理の種類~内側スライドコア方式・傾斜スライド方式~