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アルミ合金ダイカストとJIS規格20種類

2012.09.13 【ダイカスト/加工について】

ダイカストの中で最も多く使用されている合金は、【アルミニウム】です。
またアルミニウムは他の金属と合わせることで様々な性質を持ち、日本ではJIS規格により20種類が規定されています。

本日は、JIS規格で規定されている20種類をご紹介いたします。

JIS記号 合金系 JIS記号 合金系
ADC1 Al-Si系 Al Si12(Fe) Al-Si系
ADC3 Al-Si-Mg系 Al Si10Mg(Fe) Al-Si-Mg系
ADC5 Al-Mg系 Al Si8Cu3 Al-Si-Cu系
ADC6 Al-Mg-Mn系 Al Si9Cu3(Fe) Al-Si-Cu系
ADC10 Al-Si-Cu系 Al Si9Cu3(Fe)(Zn) Al-Si-Cu系
ADC10Z Al-Si-Cu系 Al Si11Cu2(Fe) Al-Si-Cu系
ADC12 Al-Si-Cu系 Al Si11Cu3(Fe) Al-Si-Cu系
ADC12Z Al-Si-Cu系 Al Si12Cu1(Fe) Al-Si-Cu系
ADC14 Al-Si-Cu-Mg系 Al Si17Cu4Mg Al-Si-Cu-Mg系
Al Si9 Al-Si系 Al Mg9 Al-Mg系

この20種類規定されている中でも最も多く使用されているアルミニウム合金は、ADC12です。
ADC12は機械的性質や被削性、鋳造性が良いため、9割以上がダイカストでの生産でよく利用されています。

その他のJIS規格のもの、合金のものはそれぞれの特性に応じて様々な製品に利用されています。
耐食性が良いもの、衝撃値が高いもの、鋳造性が良いものなど、その特性は様々です。

また、逆に構成成分により劣化する性質などもあるため、お客様の製品の目的・形状・使用状況などに合わせて素材を検討する必要があります。

場合によってはアルミニウム合金だけでなく、亜鉛合金、マグネシウム合金など主要成分である金属を変えたダイカストもあります。

太陽パーツでは、お客様の製品に必要な合金の検討から製造時のコスト削減まで、お客様にメリットのあるご提案をいたします。
ダイカストのことならどのようなことでも一度ご相談ください。

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