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バリ取りの方法について~5種類の方法~
前回バリ取りの重要性についてご紹介させていただきましたが、今回はそんなバリ取りの方法についてご紹介いたします。
バリ取りと一言に言ってもその方法は他の金属加工と同じように、いくつか種類があります。
そこで、本日は大きく分けて5種類のバリ取りの方法について簡単にご説明いたします。
●機械加工法によるバリ取り
ボール盤やフライス盤によりバリ取りを行うこともあれば、手仕上げ用の道具やブラシを用いて除去すること方法があります。
また、エンドミル加工などで、事前にバリが発生しないような加工を行うバリ発生抑止加工など、製造するものによって行う場合があります。
●化学加工法によるバリ取り
薬品でバリと溶かす方法です。
●電気化学的加工法によるバリ取り
電解研磨や遠心バレル、スピンドル仕上げによるバリ取りが行われます。
●熱的加工法によるバリ取り
大きく分けてふたつの方法があります。
ひとつは火炎やプラズマによりバリのみを加熱除去する方法です。もうひとつはバリ部を通電し、電気抵抗で発熱させることで除去することができます。
●砥粒(とりゅう)加工法によるバリ取り
砥粒と呼ばれる研磨材を吹き付けてバリを取る砥粒ジェット、砥粒をバリに接しながら流動させて除去する砥粒流動、またバレル研磨とよばれる砥粒と製品を同じ容器に入れて研磨する方法もあります。
バリ取りも加工のひとつになります。加工工程をなるべく減らすことで加工コストが増大しないようにする必要があります。
そのため、製品に合ったバリ取り法によりバリ取りを行うことで、コスト削減とともに品質の良い製品を製造することができます。
太陽パーツでは長年の実績とノウハウをもとに、バリ取りひとつにおいてもお客様にメリットのある加工方法をご提案しております。
金属加工・機械加工などでお困りのことは、ぜひ太陽パーツまでお気軽にご相談ください。