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さまざまな絞り加工の方法について
2013.04.23
【プレス加工】
絞り加工にはパンチとダイを用いて深絞り加工する以外に、別の加工法があります。
そのひとつが、上下の金型を用いることで金属材料を変形させる方法です。
本日は、その中から張出し加工、エンボス加工、バジル加工という加工法をご紹介いたします。
●張出し加工
この加工法は、金属板を凹と凸のプレス金型を用いて、凸上に張出して成形する加工法です。
張出し加工を行うことで、金属板に異物などがぶつかるなど衝撃によってくぼみになりにくい性質(耐デント性)を向上させることができます。
●エンボス加工
エンボス加工では、張出し加工同様に凹と凸のプレス金型を用います。
ただし、エンボス加工では金属板の一部を凸状態に浮き出させる絞り加工になります。
ちなみにエンボス加工は金属板だけでなく、革製品や紙などにも模様としてほどこされる加工法でもあります。
●バルジ加工(バルジング加工)
バルジ加工には金属材料により少し加工法が異なります。
例えば、材料が金属板であれば油圧によって金属板の一部をふくらませる液圧バルジ加工になります。
また、材料がパイプであれば、パイプの内側から軸方向に圧縮しながら周方向へとふくらませる液圧バルジ加工となります。
特にパイプのバルジ加工では複雑な形状の中空製品を成形することも可能です。
絞り加工など、金属加工・機械加工に現在お悩みを抱えている方はお気軽に太陽パーツまでご相談ください。
複雑形状や小ロット、短納期、そしてコスト面などお客様の悩みをメリットのある製造に変える方法をご一緒に考えましょう。
まずは、お気軽に太陽パーツまでご相談ください。