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幅広い用途があるアルミ押出しの製造について
2013.09.06
【アルミ押し出し】
近年、地球温暖化対策など環境への配慮からアルミニウムの用途が拡大し、アルミ押出しの用途も急速な広がりを見せてきました。
中でも、アルミニウム地金(ビレット)の押出加工で作られるアルミニウム押出形材は、建築、車両、電気、装飾用などの幅広い分野で使われています。
アルミニウム押出は、約500℃に加熱した円柱状のビレットと呼ばれる材料をコンテナに挿入して、様々な形の金型(ダイス)に高圧力で押し出す熱間加工法で、複雑な形のアルミ形材を1回の押出加工でつくることができるのが特徴です。
熱間押出しは、材料であるビレットを熱して、再結晶する温度より高い温度に保つことで硬化を防ぎ、材料が金型を通りやすくする方法で、機械設備が大きく、取扱いも難しく維持費もかかります。
そのためOA機器や精密機械など、要求精度の高い様々な部品に、アルミニウム押出形材が多数使用されています。
さらに、アルミニウム押出には常温あるいはそれに近い温度で加工する冷間押出があります。
熱間押出に比べて酸化されにくく、強度が高く、熱膨張による変形が少ないという利点があり、表面が滑らかに仕上がるという特徴があります。
冷間加工では、自動車のピストン、ショックアブソーバーのシリンダー、消火器の容器、容器用のチューブなどがつくられています。
太陽パーツではアルミ押出しにも対応しております。
幅広い用途の製品をアルミ押出しでは製造できますので、ぜひお気軽にご相談ください。