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プレス加工の重要性
2013.10.07
【プレス加工】
プレス加工で成形される成形品は簡単な形状のものが多いため、プレス加工は製造工程の比較的早い段階で行われます。例えば、押し出し加工などによって製造された平板は取り扱いやすい形に成形され、プレス加工が施されます。
そんなプレス加工の工程も一度で終わるとは限りません。
形状によっては、何度も違う金型で型抜きを行った後、最後のプレス加工で一つの部品になるということもあります。
プレス加工が施された後で、溶接、曲げ加工(ブレーキ加工とも言われる)、ショット・ブラスト加工などの表面仕上げが行われます。その後も手仕上げや塗装が施され、一つの製品化されたパーツとして、ストックまたは組み立てられ、製品ができ上がります。
プレス加工は多くの工程の原点であるため、品質を特に重視されます。
もしプレス加工で不良が出たまま工程が進んでしまうなら、コストの浪費になります。また、加工工程は設計の段階でプレス加工を考慮に入れたものにすべきです。
例として挙げるならば、下記のような点があります。
●プレス加工は本当に必要なのか…
●それとも他の金型で代用できるのか…
●新しい金型を導入することで見合うだけの利益を生むかどうか…
●プレス加工を行ったあとの工程との互換性、加工後の製品の取り扱いが容易であるか…
などの要素です。
プレス加工はとても重要な加工法のひとつです。プレス加工に関してお困りのことなどございましたらお気軽にご相談ください。