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溶接や熱処理が可能なダイカスト製法のひとつPF法(無孔性ダイカスト法)

2014.01.17 【ダイカスト】

一般的にダイカスト鋳造品の溶接は難しい面がありますが、高真空・真空ダイカストのように、溶接や熱処理が可能なダイカスト製品を生み出す方法があります。

さらに、同じく溶接や熱処理が可能な鋳造方法としてPF法(無孔性ダイカスト)というものもあります。
PF法とは活性ガスである酸素をキャビティ、ランナー、スリーブ内に送り込み、空気を酸素に置換し、キャスティングする技術です。

元々アルミニウムは活性金属ということもあり、酸化反応が起き、アルミと酸素が反応を起こすことでアルミ酸化物を生成させることで、シール同様の構成を金型内で作ることができます。
そのため、真空状態が発生し、ガス欠陥を減少させることができるため、熱処理、溶接が可能となります。

この法案は旧来よりあり、バイクのサスペンションメンバーやバルブ、エアコンコンプレッサのような耐圧部品にも展開されています。
この方法だと高真空ダイカストの問題点である金型のパーテションラインのシールが必要なく、置換さえ行えればよいため、真空ポンプなどの装置も必要としないことが特徴です。

いずれにしてもただ単に成形をするだけの製品ではなく、さまざまな応用分野に展開するための工法で、それだけ品質向上を行う必要があると考えられます。
また、ガス欠陥の要因を排除するための工法と言え、より高品質な製品生産を実現する技術として展開していることには違いはありません。
ただし、製品にも酸化層が出来るかできないかが、高真空との大きな違いになります。

太陽パーツでは高品質な製品をつくるダイカスト技術を備えております。
また、少しでも生産コストを削減されたいという場合には、お得にダイカスト鋳造が行えるエコダイカストの製法もご提案しております。

ダイカスト鋳造でのモノづくりをお考えの方は、ぜひ太陽パーツまでお気軽にご相談ください。

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