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鋳造方法のひとつ重力鋳造について

2014.01.31 【ダイカスト】

鋳造といえばダイカストが有名ですが、その他にもさまざまな鋳造方法があります。

そのひとつが、重力鋳造と呼ばれる方法です。
重力鋳造は型上部に溶湯供給口を設け、上から下へと型内へ重力により、充填される工法です。そのため、この重力を用いた鋳造を重力鋳造と言います。また、グラビティ鋳造とも呼ばれています。

重力鋳造の長所は、鋳造方法自体が非常に容易に条件設定できること、砂中子が使用でき、複雑な形状が製造可能なため、製品形状に左右されにくい点があります。
また熱処理ができ、機械的性質の安定化が図れることがあげられます。
さらに、設備費が非常に安価に抑えられるため、どこでも簡単に設置できることもメリットとしてあります。

短所もあり、歩留まりが低いこと、保持炉からラドルあるいは柄杓で金型へ供給するため、溶湯供給時に酸化物の巻き込みがあることなどがあげられます。また、薄肉の製品製造が困難であること、金型への充填速度や溶湯供給時の流速調整が困難なこともあげられます。
このことは、主に設備が簡素化されている場合、人に頼るところが多いため発生するものもあります。最近は、一部短所を金型を傾斜することで解決しているものもあります。

重力鋳造は、簡単に製品が生産できるところが最大の特徴ですが、最近では自動車部品のコストダウンのために、検討で重力鋳造を採用し、メリットを生かせるものづくりも検討されているようです。

製品鋳造に関することは、ぜひ太陽パーツまでお気軽にご相談ください。
太陽パーツでは金型費が従来の半額になるエコダイカスト鋳造など、お客様のモノづくりをサポートいたします。

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