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硬貨製造にも利用されているプレス加工
2014.03.11
【プレス加工】
プレス加工では、加工素材を対になっている工具と工具の間に挟み込み、強い力を加え、目的の形状に成形する技術です。
日本における金属プレス加工業は、明治時代の日清・日露戦争等で使われた弾薬などの武器の製造や、硬貨の生産にプレス機械が採用されたこと等、国からの大量かつ迅速な発注があったがゆえに発展してきたものといえます。
硬貨は何年にもわたり非常に多く製造されていますが、これら硬貨を大量かつ迅速に生産することを可能にしたのはプレス加工が発展してきたからです。プレス加工により、ある程度硬貨としての形を作り、次に偽造がなされないように隠し文字やすかし等を入れています。
また、1円玉はアルミニウム、5円玉は黄銅、10円玉は青銅、50円玉と100円玉は銅とニッケル、500円玉は黄銅とニッケルと、それぞれ異なった素材で製造されています。
いずれも柔軟性を備えた金属なのでプレス加工が可能となっています。
このように、私たちが当たり前のように利用している硬貨はプレス加工によって製造されており、プレス加工業は私たちの生活を支えています。
ま
た、オリンピックのメダル等も硬貨と同様にプレス加工により製造されています。
デザインも金型に合わせて多種多様に製造することができるので、非常に汎用性のある加工技術となっています。
太陽パーツでは、プレス加工にも対応しております。
メダルなどの円型の形状以外にも様々な形状のものを成形しますので、ぜひお気軽にご相談ください。