ブログ
試作品の製造に適した切削加工法
2014.04.23
【切削加工】
従来の手動式の旋盤やフライス盤は、試作工程に適した加工法です。
フライス盤にも横軸と縦軸があり、横軸のフライス盤は広い面積を切削するのに適しています。
今ではアルミダイカストなどで製品を高精度で仕上げることができるので、材料を大きく削ることはあまりありません。
それゆえ、横軸よりも縦軸のほうが、用途が広いと言えるでしょう。加えて、横軸フライス盤は工具の交換に手間がかかるということも、横軸フライス盤の利用が少なくなっている理由の1つです。
その他にも、試作段階でNC旋盤を用いるのは現実的ではありません。
機械の量産化までのプロセスはおおまかに分けて一般に、設計、試作、試験、量産化ですが、NC旋盤はプログラミングに時間がかかるためです。
試作段階ならば一般の手動式旋盤を利用することで、細かい調整に対応でき、設計と並行して、プロトタイプ製作ができます。
MC機においても、現在では5軸MCなどが開発されており、工具交換が必要のない、自動注油式のMCなどがあります。
NCは被切削体が動くのに対し、MCは工具が回転します。
回転部分が小さいため、MCのほうが比較的安全と言われています。
プログラムも機械にあった言語を用いるため、軸数や工具数によって命令が異なります。
太陽パーツでは、旋盤加工・NC旋盤加工・フライス加工・MCの4つを軸にお客様の製品づくりをサポートしております。
試作品1個からの製作にも対応しておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。