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プレスブレーキによる板金の曲げ加工
2014.05.13
【プレス加工】
板金の曲げ加工に用いられる機械に、プレスブレ-キというものがあります。
曲げ加工では鉄やアルミ、そしてステンレスなどを曲げるのですが、時には銅やガルバリウム鋼板など状況に応じて様々な素材を曲げます。
例えば、2.3ミリの鉄板を90度に曲げる時、だいたい下型はV12というものを使用します。
V12とは肩幅12ミリ、わかりやすいうとV字の溝で鉄板を曲げるわけですが、その溝の幅が12ミリになり2.3ミリの鉄板が無理なく曲げれる幅のことです。
そしてV字の角度は84度です。
理由は90度に設定すると鉄の厚さ分を考慮すると、90度には曲がらないことに気づきます。
単純に90度に鉄板を曲げる、といいますとそんな簡単な作業をしているのかと多くの人は思われるでしょうが、これが難しいのです。
鉄は製造ロットによってその硬さは異なってきます。
炭素の含有度合いが安価な材料ほどバラつきがあります。高価な材料であれば利益が少なくなってしまいます。
もし曲げ過ぎた場合、例えば2.3ミリの鉄板では樹脂ハンマ-で叩いて戻すことができます。
これが1.6ミリ以下の材料になると、叩くと新たな凹みができるため曲げ過ぎると戻すことは困難です。
逆にた3.2ミリ以上の鉄板になると曲がり過ぎると直すことは困難になり、6ミリ以上は不可能になります。
太陽パーツでは、工場にプレスブレーキを設置し、板金の曲げ加工にも対応しております。
その他、切削加工やプレス加工、板金加工などを始め、ダイカスト鋳造など、あらゆる製造法に精通し、お客様のモノづくりをサポートいたします。
お困りのことやお悩みをお持ちの場合は、ぜひお気軽にご相談ください。