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板金素材のベンダー加工とプレスブレーキ
2014.05.29
【板金加工】
板金のベンダー加工では、高い専門性が求められます。
例えば、ベンダー加工において、担当の部署でなければわからないことが多々あります。
・製品のどの部分にタップをきればベンダ-の刃が当たってつぶれないのか。
・どの部分にナットを打つとベンダ-の刃が干渉しないで済むのか。
・どのくらいのクリアランスがあればスタッド溶接が可能なのか。
このように板金加工に携わった者でなければわからないことがたくさんあります。
そんな板金素材のベンダー加工に用いられる機械といえば、プレスブレ-キです。
プレスブレーキで製造できるもので、得意なもののひとつといえば箱です。
どんな箱でも刃が届かないことにならない限り完成できます。
同じ箱でも溶接を多用する箱は、歪みが大きくなりますので、できる限りプレスブレ-キで箱を作りあげていきます。
この時の注意点は、曲げる順番です。順番を間違えてしまえば曲げることが不可能になります。
またプレスブレ-キは試作品の製作にもよく利用されます。
製品はいくらCAD上で立派に完成していても、実際に作ってみないとその完成にかかる工程の不具合をつかむことが困難です。
ですからプレスブレ-キで試作品を完成させて、工程をあれこれ試行錯誤し無理なく製造できるような工程管理を行います。
太陽パーツでは、ダイカストや切削加工だけでなく板金加工にも対応しております。
ベンダー加工を始め、あらゆる加工のことは、ぜひお気軽にご相談ください。