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熱処理ができるダイカストとは

2014.10.09 【ダイカスト】

鉄で生産されたものの多くは熱を加え特定の性質を持たせて製品とされます。

ところがアルミダイカストは熱処理をしないで、そのまま製品となります。
その理由は、製造過程で金型に流し込む際に組織の中に巣が発生するためです。
巣があることで、熱を加えると中の空気が膨張し破壊するといった問題があるからです。

ただし、逆に言えば、熱処理をする必要がないともいえるため、工程そのものが短くなり、生産性の向上やコストの低減にもつながります。

しかし、熱処理を行うことでより高い品質のものが要求されることが近年増加しています。
そこで、それに合わせて特殊ダイカスト法といわれる鋳造法が登場しています。これは金型内の圧力を真空に近づけ内部に巣の発生を抑える真空ダイカスト法や逆にガスを満たす無孔性ダイカスト法といった方法です。

特別な手法を使うことでダイカスト製品の熱処理を行うことができるようになります。
熱処理を行うことで、鉄などの金属と同じように、機械的性質や物性値といったものを改善することができます。
ですから、これまではアルミの弱点だった、機械的性質を改良することができ、これまでは適さなかった場所にもアルミダイカストが使用可能となり、用途がますます広がります。

太陽パーツでは、お客様の製品製造をサポートいたします。
他社で断られた製品、より高品質な製品を低価格で製造されたい場合など、一度お気軽にご相談ください。

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