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溶接が難しい!?アルミダイカスト鋳造
2014.10.24
【ダイカスト】
金属同士をつなぎ合わせる方法としてはねじを使ったり、リベットを使ったり、あるいは溶接などがあります。
製品を作る際にはこれらの方法を組み合わせて作っていくのですが、アルミダイカストの場合は基本的には溶接といった方法はあまり適さないとされています。
理由としてはまず第一にアルミという材質は酸化しやすく正常に溶着することが困難であり、またひずみや割れといったものが起こりやすいという点にあります。
しかも、アルミダイカストはアルミ以外の添加物が相当量はいっており、溶融温度が低いといった問題や鋳造であることから内部の巣といったものがあり、熱を加えることでその欠陥が拡大しやすいなど、多くの課題があります。
そういった点からアルミダイカストは溶接することは困難と考えるのが現実的です。
ただし、不可能というのではなく、まずアルミダイカストそのものを可能な限り内部欠陥の少ない特殊鋳造法で作ることが解決の糸口になります。
そして、適切な条件を満たすことでこのアルミダイカストの溶接も可能になります。
繰り返しになりますが、基本的にはアルミダイカストは溶接は困難、ただし製品においてどうしても必要となった場合においては、部品の企画段階から鋳造方法を検討する必要があります。
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