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ダイカストの抜き勾配の重要性
2014.12.15
【ダイカスト】
ダイカストによる製品を製造する時、の金型には一般的に「抜き勾配」というものが設定されています。この抜き勾配とは金型から製品を取り外す際に、取り出しやすいように付ける角度のことです。
この抜き勾配で悩むのは、ダイカストの製品を鋳造する際ではなく、その前段階である金型製作の際です。
抜き勾配は一般的に1°以上の勾配が設定されます。
この抜き勾配がなければ、金型から製品を取り出す際に製品に傷がついてしまう可能性があるからです。
そのため、製品と金型が擦れないように、抜き勾配を設ける必要があります。
不良品の原因となりますので、抜き勾配は重要なポイントのひとつです。
また角度を表現する際に、勾配とは別にテーパーという言葉がありますのが、どちらも大きく意味が異なるため注意が必要です。
ダイカストなど、モノづくりのことでお悩みをお持ちの方は太陽パーツまでお気軽にご相談ください。
抜き勾配などの不良品対策はもちろん、製造コストの削減などのお客様にメリットのあるご提案も行っております。