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プレス加工の主な分類について
2015.05.12
【プレス加工】
プレス加工は多くの分野で利用されている金属の加工方法の一つです。
プレスという言葉を聞いて想像できるように、強い圧力を使って金属を形作っていく加工方法であり、特に大量生産をする時に非常に有利な加工法です。
プレス加工に必要なものは、他の加工方法同様に『金型』が必要です。
そのため、プレス機械の上下に取り付ける金型を用意します。
金型と金型の間に金属の板を挟み込んで、プレスをして成形していきます。
そんなプレス加工は、目的形状に合わせて数種類の加工方法があります。
今回は、絞り加工、抜き加工、曲げ加工について、簡単にご紹介いたします。
・絞り加工
薄い肉厚の器状の製品を作る時に利用されている加工方法です。
これは薄いのに頑丈な製品を作ることができる加工方法だとも言えます。
・抜き加工
上下の型のふちの部分が刃物になっており、間に挟んだ金属の板を型通りに打ち抜くという加工方法です。
パンチ加工とも言われます。穴あけ加工をしたりスリット加工をするのもこの抜き加工に分類されています。
・曲げ加工
型がなくても曲げ加工をすることは可能です。
角度はNC制御をする機械で目的の角度に合わせた加工ができます。角曲げの他に丸曲げを行なう事も可能です。
プレス加工では主にこの3つの加工法に分類できますが、どの加工方法を選ぶのかは必要な部品の形状により決めます。
中には意外にもプレス加工で加工をした方がコストダウンができたり、精密さを求められる部品にも用いられることもあります。
太陽パーツでは、プレス加工により製品づくりもサポートしております。
プレス加工をお考えの際には、ぜひお気軽にご相談ください。