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アルミニウムとアルマイト処理について

2015.05.20 【加工について】

アルミニウムという金属の特性について、簡単にご紹介しましょう。
アルミニウムは軽くて加工がしやすく、長持ちするというイメージを持たれているように、白っぽい銀色をしたとても綺麗な金属として知られています。

もともとアルミニウムというのはサビなどに強い金属ですが、その理由は他の金属と違って空気に触れた部分が変化し、酸化皮膜というものを作る性質があるためです。

アルミニウムは酸化皮膜を作ることにより、それ以上酸化しなくなる性質、つまり耐食性が高いため、サビなどに強いと言われているのです。

その皮膜の厚みは3mm~10mmくらいの皮膜と言われます。
通常は金属が酸化して皮膜を作ると、錆色のような茶色っぽい色になりますが、アルミニウムの場合は、実はアルミニウムの本来の色とそれほど変わりません。

だから綺麗な状態のまま使い続けることができるため、アルミニウムが錆色になったところを見たことがないのですね。

そんな耐食性の高いアルミニウムですが、表面処理、つまりアルマイト処理を行う必要があります。

なぜアルマイト処理を行わなければならないのでしょうか?
酸化被膜があったとしても綺麗な状態を保てるのなら、アルマイトなどの表面処理をしなくても良いはずです。

通常アルミニウムは酸化皮膜により、そのままの状態でも十分美しい状態を保つ事ができるのです、その皮膜が薄いことに問題があります。
そのため、より綺麗な状態を保つために、人工的に厚みのある皮膜を作ってしまった方が、より美しい状態を長持ちさせることができるという訳です。

アルマイト処理を行なうことにより、アルミニウムを摩耗や傷から守ることができるよりになります。
本来の白銀の状態だけではなく、黒など他の部品に合わせたカラーリングもできるので、より様々な用途に使うことができるでしょう。

太陽パーツでは、アルミ製品の製造から表面処理加工や二次加工など、トータルにサポートしております。
モノづくりのことなら太陽パーツまでお気軽にご相談ください。

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