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切削加工による中ぐり加工と注意点について

2015.05.26 【切削加工】

機械部品を製造する時には適材適所な加工方法を行なう必要があります。
例えば、削り出しをして大きな穴を開けなくてはならない場合には、切削加工の中ぐり加工を行なうことが多くなります。

切削加工の中ぐり加工とはどのような加工方法なのか、その手順についてを説明するとともに、注意点などについても簡単にご紹介します。

●切削加工による中ぐり加工の手順
切削加工を行なう場合、NC旋盤や汎用旋盤などを使って行なうのが一般的です。
この時の手順を簡単に説明すると次のようになります。

①ドリルを使って最初の穴をあける
まずは内径を削る『中ぐり加工』用のバイトが入るくらいの穴をあける必要があります。
その加工をするためにドリルを使って最初の穴を開ますが、この時にできるだけ大きい穴をあける必要があります。
ドリルの穴あけはボール盤やフライスでも可能です。

②中ぐり加工用バイトで穴を広げていく
ドリルで穴を開けたら内経用バイト(中ぐり加工用バイト)を使って穴を広げていきます。
穴が小さい場合には小さい内経用バイトを使って穴を広げ、徐々に大きなバイトを使って内径を広げます。
図面通りの寸法まで穴をあけたら中ぐり加工は終わりです。
つまり中ぐり加工というのは穴を広げていく加工のことになります。

③中ぐり加工をする時の注意点
中ぐり加工を行なう時に注意したいのは穴が大きくなっていくと、少しずつ加工が難しくなっていく事です。
例えば内径が大きく外径との差が小さい時、さらにある程度の長さがある場合は特に注意が必要です。
内径が広くなると薄くなってくると、細かな振動が起きてしまうためにキレイな仕上がりにならなくなってしまいます。

そんな時には加工をする時に工夫をしなくてはなりません。
カラーを作って振動をなくすのが一般的ですが、中には外側に変形しない程度にゴムなどを巻いて加工する場合もあります。

太陽パーツではお客様の作りたい製品づくりをサポートしております。
様々な加工法に精通しているからこそ、最適な加工法、コストメリットのある方法など、お客様のご希望になるべく寄りそったご提案をいたします。まずはお気軽に太陽パーツまでご相談ください。

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