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ダイカストに多く利用されるADC12の特徴

2015.07.07 【ダイカスト】

ダイカスト技術の中でも幅広い分野の製品に利用されているのが、アルミダイカストです。

アルミダイカストでは、多く用いられている金属材料があります。それは、【ADC12】というアルミニウム合金です。
現在では、アルミダイカストの生産量の約90%以上が、このADC12という合金で造られています。90%以上使われている理由は、実はADC12という合金は優れた特徴を持っているために最も多く使われている鋳造用の素材なのです。

では、ADC12とはどのような金属材料なのでしょうか?
ADC12というのは、アルミダイカストで使われているアルミニウム合金の一種です。
実はこのADC12という金属は、アルミダイカスト用金属のひとつであり、機械的性質、被削性、鋳造性の3つのバランスのある合金です。
それにプラスして熱伝導率が高いことも知られています。

●ADC12の特徴

1.機械的性質が良い
機械的性質とは材料そのものが持っている力学的特徴の事で、引張強度と圧縮、せん断などの外力に対しての耐久性がどのくらいあるのかという事です。ADC12はこの機械的性質が優れている合金なのです。

2.被削性が良い
被削性とは切削をして加工をする時のしやすさであり、ADC12はこの被削性にも優れているという事が言えるのです。

3.鋳造性が良い
金属を鋳造する時の困難さが少ないという合金です。

ADC12はこの3つのバランスが整っている合金なのです。
しかも熱伝導率が高いために自動車部品、エンジン部品、フレーム、駆動部品などにも多く使われています。また、農耕器具や最近では照明器具や建築用部品などにも使われています。

太陽パーツでは、ダイカスト鋳造にも強みを持ち、お客様の製品製造をサポートしております。
製品のアイデア段階という方も、ぜひお気軽にご相談ください。

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