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旋盤加工に利用される機械の種類

2015.07.22 【旋盤加工】

旋盤加工では、加工したい材料を回転させ、固定したバイトという工具を用いて切削する機械加工です。
ただし、旋盤加工と一言に言っても加工時に使用する機械には、いくつか種類があります。作りたい製品に合わせて、どの機械を使用するかが変わります。

今回は、旋盤加工で利用する機械をいくつかご紹介いたします。

▼汎用旋盤
最も古くからある旋盤加工の機械が汎用旋盤です。
主に4つのチャックと呼ばれる爪に金属を固定し、回転させながら切削を行います。
削る時は横のメモリと縦のメモリを見ながら加工をしていきます。ネジ切りや溝入れ、外径や内径、そして切断などの加工をする事が可能です。

▼ペンチレース
小さな部品の加工をする時によく利用されます。
職人によってはシャーペンの芯くらいの細さの穴を空ける事もできます。
切断をしたり、ネジ切りや溝入れといった作業を行なうのに適しています。細かな作業を行なう事ができるのが特徴です。
また、最近ではNCペンチというNC制御のついたタイプも利用されています。

▼NC旋盤
NC装置のついた旋盤で、プログラミングにより効率よく製品を削ることが可能です。
汎用旋盤では苦手とされたR加工やテーパー加工などを行なうことができ、より精度の高い製品を製造することが可能になります。
プログラムで動くため、大量生産をする際に利用されることが多いでしょう。

▼カム式自動盤
長い材料を使って作業をする時に便利な機械です。
バーフィーダーと呼ばれる装置を使って自動的に材料を設置する事ができ、バイト交換でストップする以外はノンストップで作業を行なうことができます。24時間作動する工場などで利用される事が多いです。

▼多軸NC旋盤
多軸NC旋盤は、一度に大量の部品を生産するのに適した機械です。
何本もの材料を一気に加工できるのが最大の特徴です。
ただし、段取りは普通の場合よりも時間がかかるため、一度段取りすれば、しばらくの間は動かせるくらいの大量生産でないと意味がありません。

▼複合機
旋盤加工もでき、二次加工も可能なのが、複合機です。
大量生産でかつ二次加工を必要とする製品を加工するのに適した機械であり、一つのチャックで加工できるため、芯ブレをすることもなく、歪みなどの心配もしなくて済みます。

旋盤加工では、機械の種類が豊富にあります。
製品の精度や量によって利用する機械を考え、最も適した機械で加工をすることが望ましいでしょう。

太陽パーツでは、旋盤加工を含めた切削加工にも対応しております。
あらゆる製造法・加工法に精通しているからこそ、お客様に最適な加工法をご提案いたします。
切削加工の場合、ダイカスト化することによるコスト削減が可能になる場合もございます。

より高精度、高品質、そしてコスト削減をお考えならば、ぜひ一度太陽パーツまでお気軽にご相談ください。

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