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へら絞り加工(スピニング加工)の加工方法について
日本は製品の加工をする技術が昔から高いとされ、その中の一つに金属加工の技術だと言われていますね。
例えば、伝統的な加工方法でもある「へら絞り加工(スピニング加工)」の事をお話したいと思います。
▼へら絞り加工(スピニング加工)とは?
たまに大きな薄い形状の製品を見ると「どうやって作ってるんだろう?」と思われた事はありませんか?例えば蓄音機などのラッパの部分がそうでしょう。
へら絞り加工というのは、あんな円形の大きな薄い金属の製品を作る事ができる技術なのです。もちろんスピニング加工自体は専用の機械が必要です。
ほとんどは回転する板を技術者が「へら」や「ローラー」などを押し付けてプレス加工を行う技術なのです。
▼へら絞り加工(スピニング加工)の加工方法
一枚の板金を回転する機械にセットして回転させます。
次に回転している板に少しずつローラーやヘラを使ってプレスしていきます。
すると押し付けた部分が変形していき、目的形状になっていくのです。
加工時には成形型をセットしているため、最終的には成形型の通りの形状ができあがる仕組みになっています。
絞り加工を利用した製品には様々なものがあります。
例えば、パラボラアンテナなどがこの方法で製造されていたり、照明器具などの製造にも利用されています。
近年では、NC制御ができる絞り加工の機械もあり、へら絞り加工の技術も上がってきています。
横に溝が入っている製品、円筒状からテーパーのついた形状にするなど、さまざまな形状を製造することができます。
太陽パーツでは、様々な加工に対応しております。
作りたい製品でお悩みやお困りのことがございましたら、ぜひ一度太陽パーツまでご相談ください。