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円筒絞り・角筒絞りができるプレス加工の絞り加工
プレス加工には色々な用途に応じた加工方法があります。
絞り加工と呼ばれるものもプレス加工のひとつになります。
絞り加工はプレス加工では一般的な加工法であり、予め必要なだけの材料の板を切り出しておき、それをプレスにセットします。そしてダイとパンチの間に材料をセットして、パンチで押し込み金属の板を伸ばして加工するという方法です。
絞り加工で製造することは、切削加工などで同様の形状のものを製造するよりも製造が早く、コストダウンにもつながります。
もちろん、削り出しや鋳造でも作ることは可能ですが、絞り加工であれば製造時間も短く、量産にもメリットがあります。
デメリットといえば伸びた部分は当然薄くなってしまうため、強度的にはあまり強いとは言えないかもしれません。しかし、最近では加工をする材料や加工技術の向上によって、圧力がかかる製品のケースとして利用される事が多くなっています。例えば、消火器などの容器が絞り加工で製造されている事からわかるように、強い強度の製品も作れるような技術である事は間違いありません。
そんな絞り加工の中でも「円筒絞り」と「角筒絞り」という二種類の加工方法について簡単にご紹介いたします。
▼円筒絞り加工
円筒絞りはその名の通り、円筒の形に加工する絞り加工です。
板状に抜いておいた材料を、ダイとパンチの間にセットしてズレないようにしっかりとくわいで(押え板で押さえる)、上からパンチでプレスして製品を製造します。
円筒絞り加工の代表的な製品と言えば、お鍋や金属製のたらいなどが最もわかりやすい製品ではないでしょうか。
▼角筒絞り加工
ダイとパンチ両方が角筒状になっていて、その型でプレスした時に角筒状になるのが角筒絞り加工です。
円筒絞りと同様の製造工程で行われる加工法であり、アルミ製のお弁当箱などの形状がこの製造方法で作られていることが多いでしょう。
太陽パーツでは、切削加工やアルミ押し出し、ダイカスト以外にもプレス加工にも対応しております。
お求めの製品製造を太陽パーツがサポートいたしますので、お悩みやお困りのことがございましたら、お気軽にご相談ください。