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アルミダイカストの表面処理について

2015.09.03 【ダイカスト】

アルミダイカストで作られた製品は、基本的に耐久性なども高いのですが、次のような理由から表面処が行われています。

・製品の付加価値を高めたい
・耐摩耗性を高めたい
・腐食防止の性質をプラスしたい

金属製品はそれぞれの性質に合った表面処理を行う必要があります。
当然ですが、アルミダイカストで作られた場合にも、その性質に合った表面処理あります
アルミダイカストは鉄を溶かして型に流して冷やし固めた製品ですので、基本的には一般的なアルミの製品に利用されているものと同じ表面処理が行われます。

▼クロメート処理
白クロメートと黒クロメートがあり、クロメート処理は化成処理を行うことにより、部品や製品の表面に酸化皮膜を作ってコーティングする方法です。
表面にできる膜は薄いのため、その状態のままではなく、さらに別の処理をするための下処理として利用されていることが多い表面処理です。

▼白アルマイト処理
白アルマイト処理は部品を硫酸につけ、電気を流して酸化皮膜を作る処理方法です。
アルミニウム製の部品の表面処理としては最も一般的な表面処理の方法です。白アルマイトは銀色に鈍く輝く処理で、美観的な観点で行うこともとても多い処理です。

▼ハードアルマイト(硬質アルマイト)
ハードアルマイト処理は、一般的な白アルマイトよりも長い時間をかけてじっくりと行う表面処理です。
白アルマイトよりも厚く表面を覆うので、耐摩耗性を高めるために行われる事が多い処理です。

▼無電解ニッケル
無電解ニッケルは金色っぽい銀色に仕上がり、美しい光沢を得られるため、よく利用される表面処理です。
無電解ですので電気を通すことはありません。無電解ニッケルはより精度が必要な製品への表面処理として使われています。
また、美観がとてもいいので美しさを必要とする部品や目につく所で使う部品の塗装として喜ばれています。

このようにアルミダイカスト製品の表面処理と言っても、製品や性質に合った様々な方法があります。
美観を良くしたり、耐久性(耐摩耗性や耐腐食性など)を上げるためにも、表面処理は重要な工程のひとつです。

太陽パーツでは、製品の製造・成形だけでなく、表面処理加工や組み立てなど、お客様のモノづくりをトータルサポートしております。
製品製造のことで、お悩みやお困りのことがございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。

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