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いろいろある亜鉛ダイカストの特徴
2015.09.11
【ダイカスト】
亜鉛ダイカストは、強度が高いという特徴もありますが、他にも特徴となる点は多くあります。
例えば、亜鉛は他の金属よりも融点が低いという特徴があります。
亜鉛の融点は、約400℃と金属の中でも低く、溶ける時間が短くて済みます。
流動性も大変良いため、加工性がとても高く、複雑な形状に加工しやすく、肉薄な製品を作ることにも向いています。
また、亜鉛ダイカストで作られた製品は、腐食防止などのための表面処理の種類が豊富なのも特徴の一つです。電気メッキもオーバーモールド(電子基板などを樹脂で覆う処理)などにも適していますし、粉体塗装などにも向いています。
さらに、亜鉛は融点が低いことから金型の寿命が長いことも特徴の一つであると言えます。
亜鉛ダイカストの場合は約50万~100万ショットとかなり多いので、コストメリットもあります。
ちなみにアルミダイカストの場合、金型寿命は数千~数十万ショットほどで交換する事が多いため、倍以上の耐久性があることになります。
だからこそ、コストメリットを考えるなら亜鉛ダイカストも魅力ある製造方法のひとつです。
太陽パーツでは、ダイカスト鋳造に強みを持ち、お客様の製品製造をサポートしております。
コスト削減の悩みを始め、製造に関することは、ぜひ一度太陽パーツまでご相談ください。