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樹脂を切削加工をする時の注意点といかに精度を高められるか!

2015.12.07 【切削加工】

切削加工は金属加工だけではありません。素材が樹脂で切削加工を必要とする製品はたくさんあります。
樹脂の場合、素材が素材なだけにどうしても精度が高い製品を作るのが難しいと言われてきましたが、その代表的な理由は樹脂は加工すると熱で膨張するからです。
膨張が少ないタイプの樹脂もあるかもしれませんが、一般的な樹脂での加工を依頼された場合、熱で膨張した後で冷えて縮むので公差ど真ん中の寸法で加工するのは難しいのです。

樹脂の加工で精度の高い製品を作るためには、まずは加工をする樹脂の特徴をよく理解して、どの程度寸法が膨張して冷えて縮むのかについてをしっかりと知り、計算をしながら加工をする事が重要です。
樹脂は切り粉が絡んだだけでも樹脂が溶けてこびりついてしまうため、切削をするバイトやチップなどにも工夫が必要な事が多いです。

また、樹脂の切削加工品の多くは医療関係で使われています。
例えば点滴の投与の量を決める医療器具も樹脂でできています。
金属加工とは少し違い、樹脂で作られる部品の多くは、無人で量産ができるタイプの製品とは違い、人の手を必要とする加工法であることが多いです。

今後の目標は精度の高さへの信頼とオートメーション化になるでしょう。
そのためには誰でもが同じ精度の製品を作る事ができるようなチップの開発も必要になる事でしょう。
金属加工とは違って樹脂の加工をする時、チップの減りをあまり考慮しなくて済むという利点があるので、実現できれば低コストで精度の高い部品をオートメーションで製造できるかもしれません。

太陽パーツでは、皆様のメリット考えた提案を行っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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