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高精度の加工ができる研削加工について
研削加工とは研磨ともいわれている加工方法で、どの加工方法よりも精度の高い寸法を出す事ができる加工方法でもあります。
例えば表面をより滑らかに凹凸を少なく加工するために利用したり、公差が0.001~0.003といった厳しい製品を加工するための仕上げとして利用される事が多い加工方法です。
研削加工の特徴としては、加工をする時の機械がこれまでの加工機械とは全く異なっているという事です。
機械の種類も豊富ですので、今回はその一部の機械と特徴についてご紹介いたします。
■平面研削
通称ひらけんという言い方をする加工方法です。
大きなテーブルに研磨をする素材を固定し、上部に取り付けてある砥石が高速で回転して、製品の表面を削っていきます。
滑らかで凹凸がすくない製品に仕上げる事が可能です。
■円筒研削
大きな砥石が製品の奥に取り付けており、高速で回転しながら製品を固定しているチャックに向かって移動して研磨をしていきます。
主に円筒形の製品の外径の寸法を出す時や、表面を滑らかにするために利用する機械です。より0に近い寸法の製品を作る事ができる加工方法です。
■センタレス研削
研磨する製品を主軸などに固定せずに研磨をするための機械です。
軸に取り付ける事ができない細く小さい部品の研磨に利用します。
小さな部品である程度の量の製品を研磨できるので、精度の高い製品を量産したいときにはぴったりです。
■内面研削
内径の厳しい寸法を出すために使われます。
内径の研削加工は非常に難しいと言われており、特に細い製品の内側を研削加工する時には、砥石が割れたり欠けたりしないように注意します。
研削加工というのは切削加工では難しいと言われている難削材を加工するのにも適しています。
切削加工を補助するという役割も果たしているのです。
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