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特殊なダイカスト鋳造法~無孔性ダイカスト~
2016.03.23
【ダイカスト】
ダイカストで製品を作る時に巣が入りにくくするためには、さまざまな方法で金型内部のガスや、空気などの影響を受けないようにしなくてはいけません。
中でも金型の内部を真空状態にする方法は、どの方法でも美しくて強い製品を作り出す事ができると言われています。
無孔性ダイカストも金型の内部を真空にする事ができる製造方法です。
無孔性ダイカストは、金型に離型剤を散布して金型に溶けた金属を流し込みますが、この時溶けた金属を金型に入れる前に、金型内部に酸素を充填していきます。
そこへ溶けた金属を注入していくのです。
ゆっくりと酸素で満たされた金型の中に、溶けた金属を充填していく事によって、内部の酸素が酸化反応を起こします。
注入された酸素ガスと溶けた金属が反応する事によって、金型の中は真空状態になるのです。
つまりガスをほとんど含まないまま、金型の中で製品は冷え固まっていくという事になるので、巣の少ない強い製品を作る事ができるわけです。
無孔性ダイカストで作られた部品は、強度が非常に高い性質を持つため、耐久を必要とする部品の製造に適しています。
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