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切削加工におけるマシニング加工とは

2016.11.01 【加工について】

金属を加工するためには切削加工は切っても切り離すことができない製造方法であると言えます。
切削加工の代表の一つといえばマシニング加工ですが、マシニング加工というのはどのような加工方法なのかについてを簡単に説明いたします。

【マシニング加工とは】
フライス盤で加工していた切削加工をコンピュータ制御によって行うというのがマシニング加工ですが、10年~20年くらい前に登場した時には、フライス盤の加工を自動的にできる機械としてかなり画期的な機械でした。
当時のマシニング加工はマシニングセンターという機械のはしりの機械だったので、現在のマシニング加工よりも基本的な切削加工と、自動で工具が交換できるというメリットしかありませんでした。
プログラムや段取りなどができれば、あとは特別プログラムができない方であっても加工をする事ができるので、複数台の機械を入れて一人の方が担当する工場まであったほどでした。
マシニング加工は基本的なフライス盤での切削加工はもちろんですが、ねじ切りや穴あけ加工や掘り込み、溝入れ平削りなどの切削加工が可能です。

【マシニング加工の加工方法】
切削加工の基礎は平衡を出すための芯出し加工を行い、平衡が出たら荒加工、または荒取り加工を行って不要な部分を切削加工していきます。
掘り込みをする時には穴を開けてそこからエンドミルなどを使って穴を広げていき、徐々に大きな切削工具を使って荒取りをしていき、最後に仕上げ加工を行うのが一般的な加工の仕方です。
マシニング加工ではこれまでは難しかった厳しい交差に収まる精度の高い製品を加工する事が可能です。
そのためには荒加工専用のマシニングを用意して、仕上げは仕上げ専用のマシニングセンターを用意しているケースもとても多いようです。
この時荒加工専用の機械で中仕上げ加工を行うケースもあるようです。掘り込みが多い時や交差が厳しい時や、表面を美しく仕上げなくてはならない製品には中仕上げ加工が必要となるからですね。

【最新のマシニングセンターはより複雑な加工ができる】
マシニングセンターはX軸とY軸とZ軸の3軸の加工が基本ですが、機械によっては4軸の加工ができたりより複雑な形状の加工を一度に行う事ができる5軸の機械も存在しています。
例えば斜め加工をする事ができたり、それまではNCで加工をしていた切削加工を行いながら、ワンチャックでカットや溝入れなどの加工ができたりもします。
ワンチャックで加工ができるという事は、それだけ製品の精度が高くなるのでより精密な部品の製造するのに適しています。
さらにマシニングセンターは一度プログラムできれば大量に製品の生産を行う事ができるので、生産性が高い加工技術だと言えるのです。
いかがだったでしょうか? マシニングセンターによるマシニング加工は、精度の高い製品を大量に生産するのに適した加工技術だという事がわかっていただけたのではないでしょうか。
太陽パーツではマシニングセンターを使った切削加工も行っております。精度の高い製品を生産したい! 精度の高い金型を製造して欲しいなどのご用命がありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。

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