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アルミ押出形材が生まれるまで【2】

2016.11.10 【アルミ押し出し】

今回は前回に引き続き、加工方法の違いについてご紹介いたします。

アルミ押出の方法について
直接押出法、静水圧式押出法、間接押出法、コンフォーム押出法などがあり、直接押出法は最も利用されている加工方法で、熱したビレットを金型の方向へ押し出して成形する方法です。
静水圧式押出法はビレットを液体などの圧力媒体で覆って、金型とビレットが直接触れないように押し出すという加工方法です。
この方法だと直接押出法のようにステムにビレットが触れないので、変形挙動が均一になるので加工が難しいとされる長尺ビレットの加工が容易になる加工方法です。
間接押出法とはビレットに中空システムのダイスを押し当てて押出する加工法で、ビレットがコンテナの中で摩擦を起こしません。そのため一定の圧力で押し出す事ができるので、直接押出法のおよそ30%少ない圧力で加工する事が可能です。
この押出法では直接押出法では加工しにくい高圧力アルミニウム合金の加工に向いている加工方法だと言えるでしょう。
コンフォーム押出法とは、ビレットを熱してダイスを通して押し出すのではなく、内側に溝が入った回転ホイールの間にビレットを入れて、回転させながら熱していきダイスを通って押出形材を作る方法です。
この方法だと細くて寸法精度の高いアルミ押出形材を作る事ができます。

洗浄と表面処理を施して製品となる!
アルミ押出はダイスを通しただけでは製品とはなりません。製品はひずみやゆがみが出ないように引っ張りながら整直し、引っ張った両端を切断して洗浄と表面処理を施します。
表面処理を行う事によって、美しいアルミニウムをより美しく丈夫な製品にする事ができます。より耐久性の優れた美しい製品を造り出す事ができるのです。

いかがだったでしょうか? アルミ押出形材が生まれるまでの工程についてや、加工方法の違いについてを説明いたしました。
製品に求める精度やコストなどの都合に合わせた加工ができる技術でもあり、大量生産にも対応する事ができる加工技術であるという事もわかっていただけたのではないでしょうか。太陽パーツではアルミ押出の製品を、金型から最後の表面処理まで一貫として行っています。さらに詳しい情報や見積もりなどがありましたら、お気軽にご連絡ください。

 

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