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アルミの適用で大きく発展を遂げた押出技術

2017.03.16 【アルミ押し出し/加工について】

押出という加工は複雑な形状の製品を造り出す事ができる素晴らしい技術です。製造方法はとてもシンプルで、熱した金属を高圧でダイスと呼ばれる金型から押し出す事で製品を製造するという方法です。

この技術では色々な金属を使って製品の製造を行いますが、中でもアルミという金属が使われるようになってからは、驚くほどの発展を遂げたといっても過言ではありません。
ダイカストとは違ってアルミ押出は、ビレットと言われる材料を熱してコンテナに入れて、そのビレットを高い圧力をかけてゆっくりとダイスと呼ばれる金型に通しておきます。
横から見たらところてんを方から出しているように見えるので、とても親近感のわく金属加工技術であると言えるでしょう。
もしもアルミニウムという金属が発見されなければ、ここまで押出技術は発展できなかったかもしれません。それほどアルミは押出に向いている金属なのですね。

押出の方法には直接法と間接法、静水圧法とコンフォーム法などがありますが、全てがアルミ押出に使われているのではなく、熱間直接法と間接法によって製品を造ります。
直接法というのはまさにところてんと同じ加工法で、コンテナの中に熱したアルミを入れて、そのビレットをステムと言われるアルミを押し出す部分を入れて、高い圧力で押し出す方法です。
この方法だとビレット全体に均等に圧力をかける必要があるので、かなりの力を必要とするので、ビレットの内部でメタルフローという木目のような線ができてしまいます。
このメタルフローを少なくするのが間接法という押出技術で、コンテナの中にビレットを入れるところまでは同じですが、ステムの先端についたダイスが高圧でコンテナ内を移動しながら製品を造っていくので、メタルフローの問題も軽減できるのです。
こうした技術の発展を遂げる事ができたのも、アルミという金属が使われるようになったからなのです。
だから押出という技術とアルミは切っても切り離す事ができないものなのです。もちろん押出の技術の発展はもちろんですが、ダイスの発展も目覚ましいものがあります。
製品の形状に最適な方法でダイスを加工していきますので、これまでは難しいとされていたような、より複雑な形状のダイスの加工もできるようになったのです。

太陽パーツではアルミ押出の製品を、確かな技術と経験によって造っています。アルミ押出のダイスのお悩みや、押出で製品の加工についてのお悩みにも真面目に対応しています。
より詳しい加工についての情報や、製品加工のお悩みの相談にも誠実に対応しています。ぜひお気軽に相談やお問合せください。

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