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ものづくりにおいての「精密加工」の意味

2017.10.24 【加工について】

日本の加工技術は素晴らしいですね。精密加工の世界において日本の技術は素晴らしいものがあります。日本人のものづくりに対しての情熱と加工技術の高さは世界に誇る事ができるものです。

ところで、精密加工とよく言いますが、精密加工とはどういう意味なのかをご存知でしょうか? イメージではキレイであったり寸法がビシッと出ているとかいったイメージが強い言葉です。
金属加工においての精密加工というのは条件があって、条件を満たしている製品こそが精密加工で作られた製品であるという事ができます。
一般的にあげられている精密加工の条件ですが、表面がキレイである事、厳しい交差に入っている事、細かな加工ができる事などがあり、その条件を満たす事ができるのが精密加工の技術となります。

例えば、キレイな表面ですが、切削加工を行った製品の表面というのはチップやバイトなどの工具が通った後が必ず残っているものです。表面的にはとてもキレイに見えても拡大するとらせんになっているものです。
これは軸につけられた材料が高速回転して削っていくためですが、表面がつるつるになる切削技術も存在しています。
また、切削によって信じられないくらいの細さの製品を創り出す事も精密加工の一つでしょう。
ちなみに市販されているチップなどでミクロン単位での切削ができるツールはありません。それを実現するためにツールを開発する事も精密加工をするための技術だと言えます。
つまり切削加工での精密加工の意味とは、研磨をしたかのような美しく滑らかな表面に仕上げる技術であったり、普通は加工が難しいとされる超硬金属やセラミックでも行える事だと言えるでしょう。もう少し簡単に言うと、寸法精度以上の精度を出す技術でもあり、求められる面粗さよりも美しく仕上げる技術の事を意味しているのです。

この技術は金型などに用いる事によって、より丈夫でより精度の高い金型を製造するのに役立つのです。

 

 

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