太陽パーツ株式会社 機械部品、住設機器の設計・製造

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押出加工のひとつ【静水圧押出法】

2017.12.21 【加工について】

アルミ押出の加工は柔らかくしたアルミ合金をダイスに通して製品を製造します。様々な製品に利用されていますが、建具などに使われる建材やケーブルなど、私たちの生活を豊かにしてくれる重要な製品を製造できます。
押出加工で製品の製造を行う時は、一般的にはコンテナという部分に直接熱したビレットという材料を入れ、後ろから高圧でビレットをダイスに押し付けます。するとダイスを通して製品が出てくるというわけです。
これとは別に「静水圧押出法」という製法があるのですが、この方法がどんな製法なのかを簡単に説明すると、ビレットという材料を直接コンテナの中に入れるのではありません。
コンテナの中に潤滑剤を注入し、潤滑剤を高圧で押す事によってビレットを押していきます。例えると注射器の中に粘度を入れて、押し出したというとイメージがしやすいかもしれませんね。
この静水圧押出法で製品の生産を行うと、摩擦による熱が発生されにくくなるのです。これがアルミ押出の時のメタルフローを軽減してくれるため、メタルフローによる不良を軽減する事ができるのです。
もちろん全てのアルミ押出製品の生産の時にこの方法が使われるというわけではありません。どういう時に使われるのかというと、長尺材を作る時などにこの方法で製造する事が多いのですね。
アルミ押出の加工技術は、作る製品の条件を満たす事ができるなどの工夫を行う事ができます。そのためには経験と精度の高い金型を作る技術も必要になるのです。

太陽パーツでは押出の金型の製造だけではなく、より良い製品を安定して供給するための工場もございます。金型の製造や製品そのものの生産についてお尋ねになりたい方は、ぜひ太陽パーツへお気軽にご相談ください。

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