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板金加工とプレス加工を比較!それぞれの利点と共通点

2018.07.20 【加工について】

金属板を加工する時に悩むのが「板金加工」にすべきなのか、それとも「プレス加工」をすべきなのか?という点ではないでしょうか。
なぜならば、板金加工とプレス加工はどちらも金属板の加工をするのに利用されている加工技術だからです。
だったらどちらで加工しても同じなのでは?と思う方もいるでしょう。ですが似たような加工技術なのですが、ふたを開けてみたらそれぞれに特性がある事がわかるのです。
そこで板金加工とプレス加工を比較いたしましょう。
板金加工とプレス加工の共通点と言えば、金型を使って金属板の加工を行うという点です。どちらも金型を使って金属板を打ち抜いたり、切断したりして加工を行います。
上下に設置された金型の間に薄い金属板を挟んで、強い力で金型と同じ形状に打ち抜いて製造します。打ち抜きができる形状は四角、丸、星型など様々です。
同じ原理で加工をしますので、上部はだれが発生して丸くなり、裏側にはかえしというバリがかえるのも共通点だと言えるでしょう。

ではこの二つの加工の相違点についてをご紹介いたします。
まず板金加工ですが、板金加工はせん断加工を中心とした加工を行う事ができますが、曲げ加工なども行えます。
ですが、その製品専用の金型を使って加工を行うのではなく、多くの場合は共通金型を用いて加工を行う事や、複雑な形状の加工には向いていません。
したがってメリットと言えば、手軽に加工ができるという点や、小ロットの製品の加工などに適していると言えそうです。
ではプレス加工はどうかというと、プレス加工はせん断加工だけではなく、曲げ加工や絞り加工などのより高度な瀬品を生産するのに適しています。
金型もより複雑化させることが可能です。また、単発加工だけではなく複合的な加工や自動的に加工を行う、順送り加工や材料を並べて連続で自動加工を行う、トランスファー加工なども行えます。
一連の加工が終わった時は必要な加工が終わって製品となって出てくる、そんな加工ができるのが最大のメリットだと言えるでしょう。
比較してみると、板金加工とプレス加工は非常に似た製造方法なのですが、それぞれに得意な加工があるので、それぞれのメリットを上手に分けて活用する事で、生産効率を上げられる事になるのです。

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