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高品質を求めて活躍を広める【特殊ダイカスト法】

2018.07.13 【ダイカスト】

ダイカストは一度に大量の製品の製造を行う事ができるため、世界中で使われている多くの製品の部品に利用されている加工技術です。
金型の形状によっては一度に大量の部品を生産できるので、量産品には欠かすことができない製造技術でもあるのですが、その裏には技術の進歩も強く関係しています。
技術の進歩によって、金型の精度もかなり向上した事もあり、より複雑でより薄肉の製品を生産できるようになったのですが、ダイカスト法には克服しにくい事があるのも事実です。
それはダイカストの製造方法に起因しています。ダイカスト法は熱して柔らかくしたアルミニウム合金などを、金型に圧をかけて射出して冷やして固めて部品の生産をします。
この原料を射出する時に、どうしても空気を巻き込んでしまい、巣が入ってしまう事があるのです。原因によって不良の出方も変わってきます。
これは高速でアルミニウム合金などを射出して、急激に固まらせるために起こってしまうものなので、巣がないものと比べると強度が弱くなるため不良となってしまうのです。
この問題を解決するために進化したのが「真空ダイカスト法」「無孔性ダイカスト法」「局部加圧ダイカスト法」「アンダーカッと成型法」なのです。そしてこれらの技術を「特殊ダイカスト法」と言います。
例えば、どうしてもブローホールを抑えたいと思うのならば、真空ダイカスト法を利用して部品の生産を行います。キャビティ内を減圧して真空に近い状態で部品の生産を行います。
空気が少ないので気泡ができにくいというわけです。また、同じように無孔性ダイカスト法でも同様に、気孔を極力抑えた製品を生産する事が可能になります。
ひけ巣ができにくい製法としては局部加圧ダイカスト法を活用する事で、美しい製品を生産する事が可能となります。
この技術はキャビティ内全体に加圧するのではなく、一部を加圧するk十によってひけ巣を軽減できる仕組みとなっています。
より滑らかな表面の製品を作りたいという場合には、アンダーカッと成形法を利用すると良いでしょう。
中子を使う事によって寸法精度の高い滑らかな製品を作り出すことが可能となるのです。特殊ダイカスト法は様々なニーズによって生まれた製造法なのです。

太陽パーツでは特殊ダイカスト法で製品の生産をしております。製品の精度を高めたいとお悩みでしたら、お気軽にご相談ください。

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