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アルミニウムが押し出し成形に向いている理由【アルミ押出】

2018.07.18 【アルミ押し出し】

押し出し成型は建具や電線などさまざまな製品の製造に利用されている技術です。押し出しの良さと言えば同じ形状の長材を製造する事ができるという点です。
同じ形状で細長く製品を製造するためには、材料となる金属を熱して柔らかくしてから「ダイス」に高い圧力をかけて押し付けます。押された金属はダイスを通って出てくるわけです。
ダイスも金属で作られていますので、ダイスよりも固い金属を通す事はできませんので、当然ながらダイスよりも柔らかい金属を使う必要があります。
押し出し成型にアルミニウムが使用されているのは、柔らかくなるとダイスを通りやすくなるからなのです。そしてアルミニウムはダイスを傷めにくい素材だという事も忘れてはなりません。
ただ筒状の製品ならば他の金属でもできない事はありませんが、近年、押し出し成型で生産される製品の形状が、複雑になってきていますのでアルミニウムのような性質の材料が適しているのです。
押し出し成型はただ筒状なだけではありません。シリンダーに押された金属はコンテナに押し込まれ、その先にあるダイスに流れていきます。
ダイスは複雑な形状になっていて、その複雑なダイスを通ってボルスターを抜けて製品となって出てきます。その製品を外側からゆっくりと引っ張って最終的な形成を行うのです。
ここまでの工程で大事なのは、引っ張る時の力加減です。足らなくても不良になりますし引っ張る力が強すぎると製品が細長くなってしまい、使い物にならなくなってしまいます。
その後必要な長さに切断をして熱処理を行います。この熱処理は強度をさらに高めるための工程です。
この工程が終わった後、アルミニウムの特性でもある酸化被膜を強くするための「陽極酸化被膜処理」という処理を行う事で、製品の耐食性や摩耗に強い製品になるわけです。
アルミニウムはアルマイト処理を行う事で、本来の性質よりも強い材質へと変わります。色がつけやすいという特性もあるのですが、他の金属では同じようにはいかないのです。
これらのアルミニウムのすべての特性が、押し出し成型に合っているわけなのです。

太陽パーツではアルミニウムの特性を活かしたアルミ押出成形を行っています。複雑な形状のダイスの製造からお任せいただけますので、手間が省けてコストの削減にもつながるのではないでしょうか。
詳しくは太陽パーツへお問合せください。

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