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塑性加工のひとつ鋳造加工のメリット

2018.07.24 【加工について】

金属加工には切削加工のほかにも様々な加工技術を用います。その代表的な加工技術の一つに「鍛造」という加工技術があります。
鍛造加工とは金型などを用いて製品を加工する技術の事を言うのですが、その加工方法も様々です。
金属の粉を金型に入れて成型する鋳物も鍛造加工の一つですし、熱して金型に入れて圧力を加えて金型の形を転写する加工技術、そして金属の板などを使って製品を加工する技術。
大きくわけると以上の3つになります。生産される部品はそのまま部品として使うのではなく、他に加工や処理を加えることで使えるようにする、半加工と、そのまま製品として使えるネットシェイプ加工もあります。
鍛造加工のメリットは、半分製品の形状をしているので完成品にするのに時間がかからないという点、そして美しい仕上がりになるという点です。
さらに鍛造加工をした部品は継ぎ目がありませんから、部品としての強度も高いというのがメリットとしてあげられます。摩耗の激しい部品の加工に最適なのです。
金型を使って生産をする場合、半加工(ニアネットシェイプ加工)は金型の形状で決まります。
例えば半密鍛造は上下の金型の間に隙間があり、二次加工で不要な部分を取り除いて完成品に加工します。ネットシェイプ加工の場合は、閉塞鍛造といって密封された状態で成形されます。
そのためバリが出ないので二次加工を必要とせず、そのまま製品として使う事が可能なのです。もちろんどちらの加工も後でバフなどをかけて表面をキレイに整えます。
加工を行う時には原料となる金属を熱するケースも多いです。熱して加工をする製法を「熱間」常温で加工をする製法を「冷間」と言います。この二つの中間の温度で加工をするのが「温間」です。
冷間は強い部品を作り出すことができるため、自動車部品など強度が必要な部品の加工に適しています。大きな変形が必要な場合には熱間で、といったように加工法によって違うメリットに合った部品の生産がおこなわれているのです。
太陽パーツでは塑性加工、鍛造加工のメリットに合った部品の生産の提案もしております。部品生産をする場合にどの方法で生産をするのがお悩みでしたら、ぜひお気軽にご相談ください。

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