太陽パーツ株式会社 機械部品、住設機器の設計・製造

PARTS×SEARCH

どの様な部品の課題をお持ちでしょうか?
素材や加工法などから、類似の事例をご覧頂けます。

× ×

ブログ

アルミを使った製品化を行う際のメリットとデメリット

2018.09.20 【加工について】

現代では便利な製品がたくさん生産されており、私たちが日々生活しやすい環境を作り出す事ができています。
中でも金属加工技術の向上のおかげで、様々な製品の製造が行われていますが、使われている金属製品にも様々な金属が使われています。
特にアルミを使った製品は軽くて丈夫であるため、様々な製品に使われているのですが、今回はアルミを製品にする時のメリットとデメリットをご紹介いたします。
【アルミを使うメリット】
まず第一にあげられるのは「軽さ」です。アルミの登場によって、それまで重量が重くて大変だった製品が、飛躍的に軽くなった事で多くの製品に使われるようになりました。
その代表的なものが自動車やパソコンなどの部品、そして航空機の機体などです。今や軽量化のためにアルミは欠かすことができない存在でもあるのですね。
さらにアルミは腐食しにくいというメリットがあります。さらに耐食性を強化したい場合には、アルマイトなどを施すことで、協力な腐食対策を行う事ができるのもメリットです。
三つ目のメリットとしては柔らかい金属なので加工がしやすいというのがあります。例えば他の金属の場合には加工する時にチップやドリルなどの工具が傷みやすくコストがかかる事があります。
ところがアルミは柔らかく加工しやすい特徴があるため、加工ツールが傷みにくくコストを抑える事ができるのも特徴です。
【アルミを使うデメリット】
アルミのデメリットの一つはその柔らかさにあります。やはり鉄やステンレスに比べると柔らかいため、製品に強度を求める場合には向いていません。
例えば他の金属の場合は焼き入れをしたり焼き戻しをしたりする事で、硬さをある程度変化させることができますが、アルミの場合はそう簡単にはいかないのです。
特殊なアルミもありますが、強度が高いかもしれませんが腐食しにくいというアルミのメリットを犠牲にする事にもなってしまうのです。
また、アルミは溶接をすると溶けやすいので難しいというデメリットがあります。一定以上の厚みがある素材の厚みが必要になるため、溶接を要する場合には注意が必要になるでしょう。
三つ目のアルミのデメリットは他の金属よりも材料費が高いという点です。小さな部品や薄肉の製品だったらコストがかからないかもしれませんが、厚肉だったり大きな製品の場合はアルミよりも他の金属の方が安くできます。
これらのアルミのメリットとデメリットをよく考慮した上で、アルミを材料に使う事を検討されるといいでしょう。

鋳物に関するお役立サイト Casting Navi

CONTACT US
お見積り・ご相談はこちら

072-361-2111
営業時間 9:00~17:00(土日祝 定休)
お問い合わせ お問い合わせ