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安心な製品をつくる日本だからこそ大切にしている「バリ取り」

2018.10.12 【加工について】

加工品には様々な製造工程があります。どんな加工品にも花形と言える工程があるものですよね。例えば金属加工であれば機械オペレーターは花形だと言えるのではないでしょうか。
ですがオペレーター以外にもたくさんの工程をそれぞれの担当者が行っています。そんな中で「バリ取り」という作業がありますが、数ある工程の中でもちょっと地味に感じる作業と思われるかもしれません。
確かにちょっと地味な作業ですが、バリ取りという作業は他の加工以上に重要な作業です。
なぜならばバリ取りは製品を美しく、そして安全を考慮して行う重要な仕上げ作業の一つだからです。まずはバリ取りについての説明をいたします。
バリとは何かというと、製品の加工を行った時に残る材料の端っこのようなものです。金属の部品はもちろんの事ですがプラスチック製品やゴム製品にも出るものなのです。
もしも金属の部品のバリをそのままにしておいたら手を切ってしまうかもしれませんし、見た目にもとげとげしくてお世辞にも美しい製品とは言えません。
さらに組み立てを行った時にバリがあるとうまく組み合わさらなかったりします。製品の性能や見た目を最大限に引き出すためにもバリ取りは重要な作業なのです。
一般的にバリ取りを行う場合には専用の工具を使います。例えばプラスチックであればナイフのようなものを使ってバリをなぞり、バリを切り取ってしまいます。
ゴム製品の場合は専用のハサミなどを使ってはみ出した材料を切り取っていきます。金属の場合は加工の際に面取りを行う事が多いですが、バリがかえってしまったらやはり専用の工具を使って取り除くのです。
バリ取りを行う理由はいろいろとありますが、製品の性能を引き出す事はもちろんですが、回路などのバリがあるとショートする可能性があるので、バリ取りは製品を正常に動くようにするための作業でもあるのですね。
特に日本の製品は世界の中でも美しく性能が良い事で知られていますが、バリ取りのような作業をしっかりと行う事も、日本製品の良さを引き出す要因の一つとなっているのです。
このようにバリ取りは必要不可欠な工程である事がわかりました。ただ作業自体はとても単調な作業であるのは事実ですので、細かな作業が苦にならない方に適した仕事だと言えるかもしれません。

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