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時代と共に用途が広がるダイカストの活躍

2018.10.24 【ダイカスト】

ダイカストの歴史は古く日本では100年前からたくさんの部品の生産にダイカストが使われてきました。その時代その時代のニーズに応え続けてきたダイカストは、進化しながら現代も活躍し続けています。
戦前から鋳造技術を使った製品の生産は行われてきましたが、ダイカストが本格的に日本で復旧したのは戦後からでしょう。物が無い時代にはアルミのお皿やカップ、スプーンやフォークといった生活雑貨を中心に利用されていたようです。
戦後の復旧の時期からアルミでできたおもちゃや生活雑貨のほかに、自動車の部品やフレームなどに使われるようになりました。当時はまだ現在のような高い技術ではありませんでしたが、それでもダイカスト技術は物のない時代に活躍してきたのです。
日本が高度成長期に入ると、ダイカストの用途がさらに広がっていきました。自動車の部品だけではなく電車や航空機の部品、様々な家電製品の部品などの生産も行われます。
現在では私たちの生活の中にダイカストは無くてはならない存在になりました。なぜこれほどまでにダイカストが時代と共に用途が広がっていったのでしょうか?その理由をあげてみました。

【ダイカストが利用される理由】
・複雑な形状の製品でも生産する事が可能
・高い寸法精度の製品を生産する事が可能
・キレイな仕上がりと表面処理が楽
・短期間で大量生産ができる
・薄肉でも強度が高い

高度成長をする日本には製品を正確に大量に短時間で生産できるダイカスト技術は、必要不可欠な加工技術であり進化し続ける裏には時代のニーズに応える必要があったからなのですね。
現代ではダイカストの技術で作られている製品の中で最も多いのは自動車部品です。次いで一般機械の部品の生産が盛んに行われています。
注目すべきは電気機械や一般機械です。その中でも近年増えているのがパソコンなどの精密機械の部品です。高い精度を必要とするパソコンなどの部品を生産するためには、高度な技術が必要になるのです。
ダイカストは高度な技術を必要とする部品の生産に対応するために、金型の技術も進化していきました。
強度の高さと精度の高さで、今後も発展を続けていき用途が広がっていくでしょう。ただ、大量生産に適している加工法なので今後の課題となるのは小ロットへの対応です。

太陽パーツでは小ロットで多品種といった課題をクリアするための進化を続けてきました。その結果小ロットでもこれまで同様の低価格で良い製品の提供をしています。
理想的な製品をダイカストで生産したいけれど、小ロットでコストが心配というのなら、太陽パーツへお気軽にご相談ください。

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