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旋盤加工で加工可能な形状とは? ~その2~
2018.11.05
【旋盤加工】
前回は、世界中で利用されている加工技術「旋盤加工」についてのお話をさせていただきました。
今回も引き続き旋盤加工で加工な形状についてご紹介させていただきます。旋盤加工で可能な、加工や形状は以下の通りです。
【テーパー】
テーパー加工は外径や内径に角度が必要な時の加工方法です。形状としては三角フラスコをイメージするとわかりやすいでしょう。
入口と出口の径が違うため汎用旋盤で加工を行う時には技術を要する加工法です。NC旋盤の場合はプログラミングによって自動制御ができます。
【ねじ切り加工】
ねじ切りバイトを使ってねじ切り加工が可能です。ねじ切り加工は汎用旋盤では非常に高い技術、そして度胸が必要になるでしょう。
なぜならばねじ切りは送り速度が非常に速いからです。ちなみにねじ切りバイトもねじの規格で決まっているので、専用のチップで加工します。
NC旋盤の場合はやはりプログラミングで制御するので、危険は感じないかもしれませんが、人の手でプログラミングを行った時には非常にドキドキするものです。
【ローレット】
ローレットというのは金属のつまみ部分にたまに見かけるギザギザした加工の事です。滑り止めの役割を果たすあの加工はローレットという専用バイトを使って加工します。
切削するというよりも形状を転写するといった表現があっているかもしれません。比較的簡単な加工なのですがローレットを入れる部分が長いと苦労するかもしれません。
専用の冶具などを使って先端から根本まで均等に転写できるよう工夫が必要でしょう。
太陽パーツでは旋盤加工を含めた切削加工を行っております。
ぜひ一度太陽パーツまでお気軽にご相談ください。