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軽量化に役立つアルミニウムとマグネシウム

2019.01.11 【加工について】

最近はアルミニウム合金を使った建材で造られた建造物がたくさん出てきました。またマグネシウム合金を使った製品もたくさん生産されています。
今回は、なぜアルミニウムとマグネシウムがたくさん利用されるようになったのかを、簡単に説明いたします。

アルミニウムと言えば、皆さんがご存知の1円玉がアルミニウム合金で作られていますよね、硬貨の中でもひときわ小さいけれど、それにしても軽いと思いませんか?
実はアルミニウムはとても軽い物質なのです。そしてマグネシウムはアルミニウムよりもさらに軽い物質なのです。
アルミニウムの比重はおよそ2.7で、マグネシウムの比重はおよそ1.7なのですが、これだけではどのくらい軽いのかわかりにくいですよね。
鉄と比べてみましょう!鉄の比重はおよそ7.85ですから、その重さの違いは歴然としています!同じ大きさの建物や物を作った時、半分以下の重量に軽量化する事ができるわけです。

例えばアルミニウムが使われる以前の自動車は、鉄で作られていましたので相当重かったのですが、アルミニウム合金を使うようになってからは車体が軽くなりました。
その分ガソリンの消費も少なくなったのです。しかも剛性はとても高いという特徴も兼ね備えています。
放熱性にも優れています。熱伝導率が高いので冷暖房装置や熱交換器などに使われています。また、缶製品に使う事で冷やしやすく温めやすいというメリットもあります。
磁気を通しにくいため、電子機器や医療機器、測定機器やアンテナなどにも多用されています。電気を通しやすいという特徴もあります。
これまでは電線というと銅線が多く利用されていましたが、実はアルミニウムの電気伝導率は約60%、マグネシウムは約40%です。
どちらも比重が軽いので同じ太さと長さの銅線よりも、2倍も電気を通す事となります。軽量化できるだけではなくこれだけのメリットがあるわけです。
アルミニウムもマグネシウムのリサイクルがしやすくリサイクルする時のエネルギーも小さく済みます。
これまで鉄や銅といった金属が多く利用されていましたが、アルミニウムとマグネシウムが使われる事が多くなった背景には、二つの非鉄金属を使う事によるメリットが多いからなのです。

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