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ダイカストが鋳物と比べて優れている点

2019.01.24 【ダイカスト】

ダイカストと鋳物は同じ金属を溶かして型に流し込み、冷やして固めて製品を作るという金属加工の一つです。
今回はダイカストと鋳物を比較して、ダイカストのどんな点が優れているのかについてを説明いたします。
まずは鋳物について軽く説明しますと、鋳物は元となる模型と枠を造り、その金型に砂や粘土を混ぜたものを入れて上下の金型を作ります。
その金型に溶けた金属を流して冷やして固めます。砂や粘土の部分を壊して中から製品を取り出します。とても簡単な製造方法ですね。
金型は一回一回作る必要がありますが、とても簡単に金型を作れるので金型費が安いというメリットがあります。
鋳物で使える合金の種類が豊富というのもメリットでしょう。

一方でダイカストはというと、金型は一回一回作る事はありません。一つの金型を使って何万という数の製品を製造する事が可能です。
使える合金の種類は多くはありませんが、速く製品を生産できるだけではなく自動化する事ができるため、人件費がかからず1個当たりのコストも非常に安いです。
さらに薄肉の製品の生産が可能で、高い寸法精度が期待できます。製品が滑らかで仕上がりが美しいという事もダイカストが優れている点です。
鋳物の製品はザラザラしているので、滑らかな仕上がりが欲しい製品には向いていません。また中子抜きもダイカストだと簡単にできるのも優れた点です。
二次加工を最低限に抑える事ができるので、大量生産を行う時などにはコストがかりません。
また、材料は溶かして使うので無駄にする事なくエコな製造方法です。もちろん鋳物は鋳物で優れた点はあります。
ですが高い寸法精度や仕上がりの美しさが求められる場合で、ある程度の生産数があるのであれば、ダイカストでの生産を検討してみると良いかもしれません。
ダイカストは金型のコストが意外と高く、小ロットの生産には向いていないという問題はありますが、太陽パーツなら金型のコストをかけずに小ロットから生産が可能です。

詳しくは太陽パーツへお気軽にお問い合わせください。

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