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自動車の軽量化に貢献するさまざまな構成部品
自動車は鉄の塊だと言われていたように、昔は鉄やステンレスなどが多く使われていました。とても頑丈でしたがとても重い製品だったのです。
ところが近年ではアルミの使用量が増え続けている傾向にあります。これは日本だけではなく世界に共通しています。アルミを使う事によって自動車の軽量化が進んでいるというわけですね。
自動車にアルミが使われ始めたのは1975年の事でした。その頃の自動車と言えば今を時めくスーパーカーの時代で、ランボルギーニとかマセラティにデ・トマソ・パンテーラやランチア・ストラトスなどが有名ですね。
この頃の自動車は鉄の塊!アルミが使われていたとは言ってもわずかしかありませんでした。ところが2020年には全体の13%に上ると考えられています。
ここで皆さんはどうしてアルミを使うのか?と疑問に感じるかもしれません。確かに1円玉を想像するとアルミは確かに軽いけど非常に弱いのでは?と感じてしまうからですね。
しかしながらアルミは軽いうえに非常に頑丈な金属です。しかも柔らかく加工がしやすいのも利用される要因となっています。
もちろん部品のすべてをアルミに変える事はできません。だからこそどこの部分にアルミを使えば良いのかが重要になってくるのです。
現在アルミで作られている部品はエンジンやドアなど重要な部分です。ダイカスト技術が発達したため、複雑な形状のエンジンをアルミで生産できるようになり、全体的に軽量化を実現したと言っていいでしょう。
ただし、現代ではよりエコなエネルギーを使うために、電気自動車の生産にいずれ切り替わる可能性が高いですが、例えエンジンがなくなったとしてもアルミは別の部品に使用される可能性は非常に高いです。
アルミの特性である電熱率の高さや、伝導率の高さなどを活かした部品の生産を新たに検討する事も重要です。
太陽パーツではお客さまのニーズに合った最適な加工方法で部品の生産を行います。ダイカストの事なら何でもお気軽にご相談ください。