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あらゆる分野で用いられる押出し形の種類~②~
2019.04.04
【アルミ押し出し】
前回に引き続き押出しの形についてご紹介させて頂きます。
ホローは断面を見ると中に中空部がある製品を作る時に使用するダイです。イメージとしては中空部がある製品の形状の金型を作って製品を生産すると思うかもしれません。
ですが多くの場合はダイにポートという部分が数か所あり、それぞれにアルミが分断されて出てきます。そしてブリッジという部分で接着されて中空部が作られます。
つまり一度別々に金型を通って再びくっついて一つの製品となるわけです。ソリッドとの違いはポートというパーツとブリッジというパーツがある事です。
当然金型を作る時にはバックダイ、フロントダイ、ポート、ブリッジを制作するので、形状や大きさによってはそれなりのコストがかかります。
セミホローは特殊なダイです。セミホローで製品の加工を行うケースは少ないのが現状です。加工の性質上どうしても中空部にゆがみや強度の問題が出る事が多いのです。
そのためセミホローダイを使うよりも、ホローダイを使って生産される事が多いようです。さらにセミホローはダイにかかる費用も比較的高額になるので、必ずしもセミホローを活用するという例は少ないでしょう。
太陽パーツではアルミ押出の技術はもちろん、金型の製造にも力を入れています。より良い製品かつ複雑な形状であってもお客様に満足いただける製品の生産をお約束しています。
詳しくは太陽パーツまでお気軽にお問合せください。