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薄い製造も可能であるダイカストとその他の加工法の違い

2019.06.04 【ダイカスト】

ダイカストは鋳造という製造方法です。鋳造にはダイカストのほかにも『砂型鋳造』『低圧鋳造』『金型鋳造』といった方法で様々な製品が生産されています。
どの方法でも同じように金型を使って製品の生産ができますが、ダイカストと他の鋳造技術にはどんな違いがあるのかを今回はわかりやすくご紹介いたします。

ダイカストと他の鋳造法には共通点があります。それはどの製法でも金型を使って製品の生産を行うという点です。金型の中に溶けた金属を流し込んで冷やして固める事で製品の生産を行います。
作り方の原理は同じなのですが、それぞれの製造法には明らかな違いがあるもので、例えば砂型鋳造の場合には砂を使って金型を作り、一度製品を造ったらその砂型は崩してしまいます。
自由度が高く金型を作るのも容易なため、大きな製品を作る時などに活躍します。また素材も鉄などの金属を加工するのに適しています。ただし寸法精度のキビシイ製品には向きません。
少し進化すると金型鋳造という製法が使われるようになりました。この方法も金型が造りやすくコストを抑える事ができるのですが、圧をかけて流し込むわけではないため、材料の無駄が出る事を考慮する必要があるでしょう。
砂型と同じように寸法精度についてはあまり期待ができません。大型の製品やラフな製品を作るのに向いています。さらに進化した製法として低圧鋳造という製法があります。
金型に低圧で溶けた金属を注入するので、ダイカストに若干製法が似ていますね。コストが安いというメリットと巻き込みが砂型や金型鋳造より軽減されますが、生産性が低いという点がデメリットです。

ダイカストは砂型鋳造、金型鋳造、低圧鋳造をさらに進化した製法で、高圧で材料を注入して短時間で大量生産を可能としました。金型も初期の頃と比べると高性能です。
より複雑な形状であったり薄肉の製品の生産にも向いています。ただしダイカストは製品によっては高度な技術を使って金型を作るので、コストが他の鋳造技術と比べると高くなるのが難点です。

太陽パーツのダイカストならエコダイカストという特許を取得している技術を使うので、低コストで高品質な製品を安定供給する事が可能です。コストをかけず良い製品をお望みなら、ぜひ太陽パーツへご相談ください。

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