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曲げ展開寸法の微妙な差について【板金加工】

2019.07.08 【板金加工】

板金加工で曲げ加工を行う時は金属板を金型で挟んで行います。この時曲げ型がどのような形状をしているのか?加工する時に使用する油によって微妙に変化します。

特にU字型の絞り加工用の金型の構造の場合は、スプリングパッドと言われる部分の力の強弱で製品の寸法精度が変わってしまいます。
また、V字型の曲げ加工を行う場合にも同じように曲げダイのR部分が大きければ曲がりにくい形状があったり、逆に小さいと側面にへこみができたり角度が不安定になったりします。
ヤゲン曲げの場合には反りが出たり横筋が入ってしまったり、角度によっては曲げにくくて欲しい寸法が出ないなんて事も起こります。
板金加工で曲げ加工を行う時、金型で挟んで曲げ加工を行いますが、曲げた部分は板厚が他の部分よりも薄くなるので、金型から外すと角度を保てなくなる事があるのです。

こうした曲げ加工を行う場合の微妙な寸法の差は『スプリングバック』と言われる現象で、この現象を改善するための対策を行いながら加工をしていきます。
対策は『ストライキング』『クサビ(Vノッチ)』『三角リブ』といった技術を使いますが、それぞれ条件に入っていないとゆがみや強度が足らないなんて事もあるので経験や判断が必要です。
また、このようなスプリングバックの対策をするためには、専用の金型を使用する必要があります。当然ですが専用の金型を製作する時には通常の金型よりもコストが割高になります。

太陽パーツでは曲げ展開寸法の微妙な差に対応するための金型の制作も行っています。生産する製品の条件に合った最適な金型を検討しているのなら、ぜひお気軽にご相談ください。
もちろん金型だけではなく製品の生産も可能です。数の大小にかかわらずご相談ください。

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