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製品の品質、コスト、納期を決める鋳物設計の工程【ダイカスト】~1~

2019.07.29 【ダイカスト】

鋳物とは金属を溶かして鋳型という型の中に流し込んで冷やして固めて製品を作る技術です。大きな製品から小さな製品まで対応できるため、特別な加工をせずに製品を製造する事が可能です。ダイカストは鋳物の一種です。金型を使って部品の生産を行いますが、大量生産に向いた加工技術なので現在多くの部品がダイカストで生産されています。何といっても製品精度の高さや部品ひとつ当たりの価格の安さが魅力です。
今回はダイカストの製品の品質とコストそして納期を決める鋳物設計の工程について、2回に分けてお話してまいります。

鋳物設計の工程は「構想設計」「基本設計」「詳細設計」「鋳造方案設計」の4つがあります。これらの設計を行う事によって品質やコストそして納期を決定する事ができるのです。

①構想設計では機能、性能、形状、質量、コスト、納期、鋳造法についてを決めます。クライアントからの要望に基づき、どのように製造するのか全体像の企画と設計を行います。
どんな合金を使うかなどについてもしっかりと話し合いを行い次の工程へと進みます。

②基本設計では構造、主要形状、寸法、材質、鋳造法などを決定します。具体的にどんな構造をしているのかを検討し、主要形状や寸法そして使用する材質を決めていきます。クライアントからの要求には仕様などもありますが、コストを考慮しつつ機能や性能などが満たされていないとなりません。負荷応力に耐えるかどうかなどの細かい部分も検討していくのです。
ここで初めて実際にCADなどを使って形状の確認をしたり、構造解析などをおこなったり細かな部分を確認していきます。

~2~へ続く

 

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