太陽パーツ株式会社 機械部品、住設機器の設計・製造

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製品の品質、コスト、納期を決める鋳物設計の工程【ダイカスト】~2~

2019.07.31 【ダイカスト】

今回も前回に引き続き、鋳物設計の工程についてお話させて頂きます。

③製品設計では寸法公差、肉厚、抜勾配、角部分のRや形状、寸法基準や加工基準面の確認して機械加工への対応についてを検討していきます。
ここまでに明確となった材料を選択して次の設計へと進んでいきます。

④鋳造方案設計は鋳造姿勢、湯口、湯道、堰、押湯、冷やし金、ガス抜き、揚がりなどの部分を設計していきます。
この段階では製品の詳細形状を決定したり、寸法基準や加工基準面、機械加工などへどのように対応するのかなど、細かな設定を行っていきます。
この工程をする事で生産性や製品の精度が決まってきます。この工程は最終段階になるので製品を実際に製造した時の全体の肉厚が均一になるよう設計します。
これは冷却する時に部分的に冷却速度が変わってしまうのを防ぐためです。特に角の部分は熱収縮すると割れが生じる事があるので、勾配をつけたりR形状にしたりして亀裂を避けます。
これらの鋳物設計の工程はダイカストだけではなく、全ての鋳物設計で行わなくてはなりません。こうした工程を行う事でダイカストの製品精度の向上や生産性の高さを維持できるのです。

太陽パーツでも設計の段階から細かい部分までを検討し、多くのご要望に応えられるよう心がけております。
特にコストの面ではエコダイカストの技術で貢献いたします。小ロットだからとあきらめずにお気軽にご相談ください。

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