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ダイカスト金型用表面処理法の特性と応用

2019.09.11 【ダイカスト】

ダイカストの金型は数万個という部品の生産を行わなくてはなりません。そのためダイカストの金型には「耐焼き付き性」「耐ヒートチェック性」「耐溶損性」が求められます。焼き付きとは金型が合わさった部分(接着面)が摩擦によって熱が生じて摩耗してしまうので、この摩耗を少しでも軽減させなくては金型のもちが悪くなってしまうため、焼き付き性を改善する表面処理が必要になります。

ヒートチェックとは金型に高温の金属が流し込まれ、冷やされて固まったら外してまた高温の溶湯が流し込まれる、この繰り返しによって亀裂が入ってしまうのを防ぐために、ヒートチェックを改善する表面処理が必要になるのです。溶損とは金型が高温の材料によって少しずつ溶けてしまう現象の事をいいますが、少しでも改善するための表面処理が必要になります。これらの問題を改善するための表面処理には「TRD法」「CVD法」「PVD法」があります。TRD法とCVD法は処理温度がおよそ1000℃と高温で、金型が変形してしまったり寸法がくるってしまう事が考えられ、PVD法は温度が低いのですが、膜の付き回り性があまり良くないため複雑な形状の金型の場合には注意が必要になります。

これらの問題を解決できる方法がいくつかあります。その内の一つが「プラズマDVF法」という表面処理法です。このプラズマCVD法には「パルスDC-PCVD法」など4種類の方法がありますが、中でも異常放電のない安定したプラズマを複雑形状品に発生できるとして活用されています。多くの量産金型の処理に活用されている処理法ですね。特にダイカストの金型のように「耐焼き付き性」「耐ヒートチェック性」「耐溶損性」を改善させ、金型の寿命を延ばす働きがある表面処理を行う事は、生産性の向上やコストの削減にもつながるので重要な問題です。

もしもダイカスト用金型の製造を検討しているのであれば、太陽パーツへお任せください。ダイカストの金型に求められる金型用表面処理を施し、長寿命と高い生産性を実現します。

 

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